映像上映会

「レバノン1949―ある移民家族の映像記録に見る新生国家」

1949年秋、メキシコからレバノン移民の家族がレバノンに一時帰国しました。父親が持参した16ミリフィルムのカメラは、里帰りに胸弾む家族の思いと、独立後間もないレバノンの初々しい姿をとらえていました。このたび、メキシコ国立フィルムセンター(Cineteca Nacional)によるフィルム修復作業のおかげで65年前の映像が甦り、上映が可能となりました。

本会は、この貴重な映像記録(白黒/カラー 48分)を通して、独立後いまだ数年にして、活気に満ち溢れるレバノンの「原風景」とそこに生きる人々―当時の大統領や首相も登場します―の表情を間近にご覧いただき、レバノンとレバノン移民の過去と現在に思いを馳せる機会です。ふるってご参加ください。


日時:  2014年12月11日(木)19:00-20:40 (開場18:30)

会場:  千代田区立日比谷図書文化館 4階 スタジオプラス(小ホール)

        千代田区日比谷公園1番4号(旧・都立日比谷図書館)

          東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」、都営三田線「内幸町駅」より

徒歩3分   http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

 プログラム: 

19:00-19:05 開会の辞 黒木英充 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

19:05-19:25  フィルムが陽の目を見るまで 飯島みどり (立教大学)

19:25-20:15 映像(サイレント、48分)上映と並行解説 黒木英充

20:15-20:35 質疑・懇談

20:35-20:40 閉会の辞 石垣泰司 (日本レバノン友好協会会長)

    参加費: 無料

事前申し込み: 不要



フィルムの所有者は、メキシコシティ在住の画家でレバノン移民2世のアーイダ・フーリー(Aida Jury)さんです。この貴重なフィルムのデジタルコピーを提供くださり、上映も許可してくださいました。